話す犬を、放す
43歳の売れない女優レイコのもとに、人気俳優になったかつての仲間・三田からの紹介で映画出演の仕事が舞い込む。
喜ぶレイコだが、折悪しく母・ユキエがレビー小体型認知症を発症し、昔の愛犬チロの幻視に悩まされるようになってしまう。
女優として成功する最後のチャンスをつかむべく奮闘しながら、母との生活を両立させようと悪戦苦闘するが…。
群馬県太田市でフィリピン人の母と一緒に暮らす高校生・純悟。
同性の恋人・優助を持つ彼は、彼からパートナーシップを結ぶことを望まれても、自身の生い立ちが引け目となり決断できずにいる。
そんなある日、母が自宅に恋人を家に連れて来る。
見知らぬ男と一緒に暮らすことを嫌がった純悟は、実の父を探すことにするが…。
大戦下の1944年。フィリピン・ルバング島に潜伏を命じられた小野田寛郎。
「玉砕は許されない、必ず迎えに来る」という上官の言葉を固く信じた彼は、
終戦を知らぬまま仲間を失い、孤独なゲリラ戦を続ける。
飢えや病、狂気と闘いながら、一万夜もの時間を島のジャングルで生き抜いた男の壮絶な執念を描く。
1940年代、人種差別の撤廃を求める人々が国に立ち向かった公民権運動の黎明期。
反乱の芽を叩きつぶすよう命じられたFBIは、人気を誇る黒人ジャズシンガー、ビリー・ホリデイの大ヒット曲
「奇妙な果実」が人々を扇動すると危険視し、黒人の捜査官ジミー・フレッチャーをおとり捜査に送りこんだのだ。
逆境に立つほど輝くビリーのステージパフォーマンスにひかれ、肌の色や身分の違いを越えて全ての人を魅了する。
ジミーも彼女に心酔し始めた頃、FBIの仕かけた罠や陰謀が待ち受けていた。