陰陽師0

「陰陽寮」の学生である安倍晴明は呪術の天才と呼ばれていた。
彼は天才と呼ばれるほどの呪術の才能をもっていたが、陰陽師になる意欲も興味もない人嫌いの変わり者だった。
ある日晴明は、貴族の源博雅から皇族の女性を悩ませている怪奇現象を解決してほしいというものだった。
衝突しながらも共に真相を追うが、ある学生の変死をきっかけに、都を巻きこむ陰謀が動きだす。

658km、陽子の旅

人生を諦めた女性のロードムービー。
青森県弘前市出身、東京でフリーターとして暮らす陽子のもとに、父が急死したとの連絡が入る。
従兄の茂やその家族とともに車で向かうことにしたが、途中のサービスエリアで置き去りにされてしまう。
弘前行きを逡巡する陽子だったが、所持金もないため、やむなくヒッチハイクで北上することに。

レディ加賀

加賀温泉にある老舗旅館「ひぐち」の一人娘・樋口由香。
小学生の時に見たタップダンスに憧れ、ダンサーを目指して上京するものの夢破れ、帰郷した由香は実家で女将修行を始める。
そんな中、加賀温泉を盛り上げるためのプロジェクトが発足する。
由香は新米女将たちを集めて、タップダンスのイベントを開催することになるが……。

PERFECT DAYS

東京で公衆トイレの清掃員として働く平山は、毎日同じルーティンを淡々とこなし、静かで満ち足りた日々を送っている。
昔から聴き続けている音楽と、休日に買う古本の文庫を読むことに喜びを感じていた。
小さなフィルムカメラで木を撮ることが好きな彼はある日、思いがけない再会を果たしたことをきっかけに、彼の過去に少しずつ光が当たっていく。

サイレントラブ

ある出来事をきっかけに声を発することをやめ、毎日をただ生きているだけの青年・蒼。
ある日、不慮の事故で視力を失い絶望の中でもがく音大生・美夏と出会う。
何があってもピアニストになるという夢を諦めない美夏に心を奪われた蒼は、彼女をすべての危険から守ろうとするが、想いを伝える方法は、そっと触れる人差し指とガムランボールの音色だけ。
蒼の不器用すぎる優しさが、ようやく美夏の心に届きはじめた矢先、運命の濁流がふたりをのみこんでいく。

ゴールド・ボーイ

事業家の婿養子である東昇は、妻から離婚を切りだされたことに焦り、義父母を崖の上から突き落として殺害する。
それは完全犯罪のはずだったが、3人の少年少女がその現場を偶然にもカメラでとらえてしまう。
複雑な家庭環境による貧困などの問題を抱えていた少年たちは、脅迫して大金を得ようと画策する。

翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~

東京に虐げられていた埼玉県人は、麻実麗率いる埼玉解放戦線の活躍により、自由と平和を手に入れた。
麗は日本埼玉化計画をさらに推し進めるべく、越谷に海を作る計画を立てる。
美しい砂を求めて和歌山へ向かった彼は、関西にもひどい地域格差や通行手形制度が存在しているのを目の当たりにする。

朽ちないサクラ

たび重なるストーカー被害を受けていた愛知県平井市在住の女子大生が、神社の長男に殺害された。
地元新聞は、警察は被害届の受理を先延ばしにした挙句、慰安旅行に行っていたと報道する。
県警広報広聴課の森口泉は、親友の新聞記者・津村千佳が記事にしたと疑うが、一週間後に変死体で発見された。
自責と後悔の念に突き動かされた泉は、千佳を殺した犯人を自らの手で捕まえることを誓うが……。

三日月とネコ

40代の書店員・戸馳灯、30代の精神科医・三角鹿乃子、20代のアパレルショップ店員・波多浦仁。
熊本地震がきっかけで出会い、猫が好きという共通点で共同生活をすることになった男女3人。
それぞれに生きづらさを抱えながらも、愛猫ミカヅキを囲んで癒やされる暮らしの中で、彼らは自分らしい人生に向かって歩みを進めていく。

祈り 幻に長崎を想う刻(とき)

1945年8月9日午前11時2分、広島に次ぐ二発目の原子力爆弾が長崎市に投下され、人口24万人のうち約7万4000人の命が奪われた。
それから12年が経った1957年の冬の長崎。
カトリック信徒の鹿と忍を首謀者とする一味が、浦上天主堂跡から被爆したマリア像を盗み出す姿があった。
彼女たちにはマリア像を盗み出す、ある理由があった。

太陽の子

1945年、夏。
大学の物理学研究室で原子核爆弾について研究する修は、海軍から命じられた核エネルギーを使った爆弾開発のための実験に勤しんでいた。
そんな折、家を失った幼なじみ・世津が彼の家に居候することになる。
さらに修の弟・裕之が戦地から一時帰宅、3人は久しぶりの再会を喜ぶ。
戦地で深い心の傷を負った裕之、研究の裏側にある恐ろしさに葛藤を抱えていた修、そんな2人を力強く包み込む世津は、
戦争が終わった後の世界を考え始めていた。
そして、運命の8月6日が訪れてしまう。

国際市場で逢いましょう

幼い頃、朝鮮戦争の動乱の中で父と離れ離れになった少年が、母や妹と共に「国際市場」で避難民として暮らし始める。
やがて成長したドクスは家計を支えるべく、西ドイツへ出稼ぎにいき、ベトナム戦争へ出兵するが、生死の瀬戸際に立たされる。
それでも家族への愛情と笑顔を絶やさず、時代の荒波を生き抜いていく。

ほかげ

ある1人の女性が空襲で焼け残った居酒屋に住み、体を売ることを斡旋され、絶望から抗うこともできずに日々をやり過ごしていた。
一方、空襲で家族をなくした子供は、闇市で食べ物を盗んで暮らしていた。
だがある日、盗みに入った居酒屋の女を目にしてそこに入り浸るようになり……。

ラーゲリより愛を込めて

第二次世界大戦後、シベリアの強制収容所(ラーゲリ)に抑留された日本人捕虜たちは、過酷な労働と飢え、極寒の中で絶望の日々を送っていた。
そんな中、山本幡男は希望を捨てず帰国を信じて皆を励まし続けた。
山本の仲間思いの行動と力強い信念は、捕虜たちの心に希望の火を灯していく。

この世界の片隅に

どこにでもある毎日のくらし。昭和20年、広島・呉。わたしはここで生きている。
昭和19(1944)年、広島。絵を描くことが好きな18歳のすずは、20キロ離れた町・呉に嫁ぐ。
戦争によって様々なものが欠乏する中で、彼女の日常、身近なものが次々と失われていく。
それでも、前を向いて日々の暮らしを営み続けるすずだったが……。

37 Seconds

生まれた時に、たった 37 秒息をしていなかったことで、身体に障害を抱えてしまった主人公・貴田ユマ。
親友の漫画家のゴーストライターをする一方、家では過保護な母親によって必要以上に大事に扱われる日々を過ごしていた。
独り立ちしたいと願う彼女は、自らの力で人生を切り開こうと奮闘する。

あん

あることがキッカケで刑務所暮しを経験し、どら焼き屋の雇われ店長として平凡な日々を送る中年男。
そんなある日、店で働くことを懇願する老女が現れ、彼女の作る粒あんの美味しさが評判となり、店はみるみるうちに繁盛していく。
しかしある噂が、彼らを苦しめることになる……。

蹴る

重度の障害を抱えながらも電動車椅子サッカーのワールドカップ出場を目指す選手たちの6年間を追ったスポーツ・ドキュメンタリー。
重度の障害を持ちながら、危険で激しい電動車椅子サッカーというスポーツに情熱を傾ける選手たちに密着し、
一人ひとりの人生や日本代表への熱い思いを見つめるとともに、電動車椅子サッカーそのものの魅力にも迫っていく。

ドリームプラン

2人の娘を世界最強のテニスプレーヤーに育てる夢を持つ破天荒な父親リチャード。
テニスの経験がない彼は独学でテニスの教育法を研究して78ページにも及ぶ計画書を作成し、常識破りの計画を実行に移す。
そして彼は、治安の悪い劣悪な環境の中、固い意志と独学による型破りな指導法で夢を実現させようと奔走する。

THE CROSSING 香港と大陸をまたぐ少女

香港人の父親と中国人の母親を持つ16歳の少女は、深センに住み、香港の高校に通学している。
孤独な日々を送っており、高校での親友との語らいにやすらぎを見出し、
いつか日本の北海道に旅行にいこうと金を稼いで貯めていた。
そんなある日、彼女は船上パーティーでクールな青年と出会い、
スマートフォンを香港から深センに密輸しようと目論んで、彼女に声かける。
やがて少女は、小遣い欲しさにその裏仕事を引き受けてしまう……。

すばらしき世界

13年の刑期を終え、旭川刑務所から出所した元殺人犯の男性。
今度こそカタギとしてまっとうに生きるとの決意を胸に上京した彼は、身元引受人の夫妻に支えられながら自立を目指していた。
そんなある日、テレビディレクターとプロデューサーがとある内容で、彼にテレビ番組のオファーを持ちかける。
受刑者の経歴に目を通したディレクターはその壮絶な過去に怖気づきながらも、下町のアパートで新生活をスタートさせた前科者への取材を開始する。

東京自転車節

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、地元山梨で行っていたアルバイトを失う青柳拓。
そんな折、自転車配達員の仕事を知り、家族の制止を振り切り新型コロナウイルス感染者数が増える東京に出る。
自転車配達員として働くことになった青柳は街を疾走しながら、自らと東京の今を撮影し始める。

ぜんぶ、ボクのせい

児童養護施設で暮らす中学生・優太は、母と再会することを心の支えに日々を過ごしていた。
ある日、母の居場所を知った優太は母を訪ねるが、たどり着いた先で見たのは、同居する男に依存し自堕落な生活を送る母の姿だった。
絶望に苛まれ当てもなく海辺を歩く優太は、軽トラで暮らすホームレスの男・坂本に出会う。
2人はわずかな日銭を稼ぎながら寝食をともにするようになり、裕福な家庭に生まれながらも居場所がない少女・詩織とも知り合い、心優しい彼女にひかれていく優太だったが……。

ベイビーブローカー

クリーニング店を営むサンヒョン(ソン・ガンホ)と、孤児院出身のドンス(カン・ドンウォン)は、
赤ちゃんポストに預けられた赤ちゃんを連れ去っては、里親に売り飛ばすベイビー・ブローカーでもあった。
しかしある雨の夜、自分の赤ん坊を預けた若い母親が心変わりして戻ってきてしまう。
赤ん坊が居ないことに気づいて警察に通報しようとしたため、共に里親を探す旅に出ることになる…。

流浪の月

雨の夕方の公園でびしょ濡れの10歳の家内更紗に、19歳の大学生・佐伯文が傘をさしかける。
引き取られている伯母の家に帰りたがらない更紗の意を汲み、文は彼女を自宅に連れて帰る。
しかし2ヵ月後、文が誘拐犯として逮捕され、2人の束の間の幸せは終わりを告げる。
被害女児とその加害者という烙印を背負って生きることとなった更紗と文は、事件から15年後に再会するが……。

ファイター 北からの挑戦者

北朝鮮から逃れ、韓国・ソウルの小さなアパートで脱北者として再スタートを切ったひとりの女性。
彼女、リ・ジナ(イム・ソンミ)は食堂と清掃の仕事を掛け持ちする中で、ボクシングジムの館長とトレーナーのテスと出会う。
2人は、悲惨な過去と怒りを抱えて壁を作るジナに静かに燃えるファイティングスピリットを感じ取る。
ジナはグローブを渡されると、次第にボクシングの世界にのめり込んでいく。

ファミリア

山里に1人で暮らす陶器職人の神谷誠治のもとに、
一流企業のプラントエンジニアとしてアルジェリアに赴任中の息子・学が婚約者ナディアを連れて一時帰国。
一方、隣町の団地に住む在日ブラジル人青年のマルコスは半グレ集団に追われていたところを助けてくれた誠治に亡き父の姿を重ね、焼き物の仕事に興味を持つ。
そんな中、アルジェリアに戻った学とナディアを悲劇が襲う。

アイヌモシリ

北海道阿寒湖畔のアイヌコタンで母と暮らす14歳の少年カントは、父の死をきっかけにアイヌ文化と距離を置くようになっていた。
そんな中、カントの父の友人だったアイヌコタンの中心的人物デボは、カントをキャンプへ連れて行き、
自然の中で育まれたアイヌの精神世界や自身のルーツと向き合っていく。

弟は僕のヒーロー

弟ができたと知らされた5歳のジャックは、両親から彼が「特別」な子供だと教わり大喜びする。
ジョーがスーパーヒーローだと信じるジャックだったが、やがてジャックはその「特別」の意味を知り、思春期を迎えると弟の存在を隠すようになる。
ある日ジャックが好きな子についた嘘が、町中を巻きこんだ事件と発展してしまう。

渇水

給水制限の発令された日照りの夏。
市の水道局に勤める岩切俊作は、水道料金の滞納世帯を回り、料金徴収および水道を停止する「停水執行」の業務に就いていた。
そんなある日、業務中に育児放棄を受けている幼い姉妹と出会い、幼い姉妹の住む家の停止をめぐって葛藤する。

夏の光、夏の音

喫茶店で働く全盲の女性・麻衣のもとに、ある日不愛想な客がやってきた。
健太郎という名のその若い男は、彼は耳の聞こえないろう者だった。
最初、コミュニケーションの方法に戸惑う麻衣であったが、あることがきっかけで少しずつその距離は縮まっていく。
徐々に距離が縮まる2人だが、直接話すことの出来ない歯痒さも感じ始めるようになる。

ケイコ 目を澄ませて

嘘がつけず愛想笑いが苦手なケイコは、生まれつきの聴覚障害で、両耳とも聞こえない。
再開発が進む下町の一角にある小さなボクシングジムで日々鍛錬を重ねる彼女は努力の末にプロボクサーとなり、リングに上がり続ける。
嘘がつけず愛想笑いも苦手な彼女には悩みが尽きず、言葉にできない想いが心の中に溜まっていく。
そんなある日、ケイコはジムが閉鎖されることを知る。

18歳のおとなたち

ケンカに明け暮れ、少年院に入っていたこともある成田誠は、出所した後も母親とケンカをして家を飛び出して家に帰らずにいた。
そんなある日、彼のもとに教育委員会職員のナツミが現れ、「成人式の実行委員になってほしい」と依頼される。
一度は断った誠は、小学生の頃の夢を思い出し、映画を作ることを条件に役目を引き受けるのだが……。

みんな生きている~二つ目の誕生日~

稽古の最中に倒れて病院に運ばれた空手講師の桧山大介は、白血病と診断され骨髄移植しか助かる道はないと告げられる。
やがて骨髄バンクに登録した大介のもとに、ついに適合するドナーの女性が見つかるが、彼女はドナーになることを家族から反対されていた。

マイスモールランド

幼い頃に家族と共に来日して以来、ずっと日本で育った17歳のサーリャ。
地元の高校に通う彼女は、同世代の日本人と何ら変わらないごく普通の日常を送っていた。
そんな中、アルバイト先で出会った1人の青年と恋に落ちるサーリャ。しかし、彼女は日本の理不尽な難民制度に翻弄されていく。

ノルマル17歳。わたしたちはADHD

発達障害の一つであるADHD(注意欠如・多動症)に悩む2人の女子高生を描いた青春ドラマ。
進学校に通う絃は真面目な高校生だったが、ADHDによる物忘れが学校生活と日常に支障をきたしていた。
重要なテストの日に寝坊してしまった彼女は、ショックのあまり登校できず見知らぬ公園へやって来る。
そこで派手なメイクをした同年代の少女・朱里と出会い……。

こどもかいぎ

とある保育園で新たな取り組みとして始まった、子どもたちが輪になって自由に話し合う「こどもかいぎ」。
子供たちが会議をする保育園を1年間にわたって撮影する。
子どもらしい疑問から人生哲学的なテーマまで、毎回さまざまな議題で会議をする子供たちの姿とその成長を見つめ、
話し合うことの大切を改めて問い直していく。

人生フルーツ

さまざまな社会問題を取り上げたドキュメンタリー作品を世に送り出している東海テレビによる劇場公開ドキュメンタリーの第10弾。
90歳の建築家・津端修一さんと87歳の妻・英子さん2人の日常を追ったドキュメンタリー。
敗戦から高度成長期を経て、現在に至るまでの津端夫婦の生活から、日本人があきらめてしまった、本当の豊かさを見つめなおす。

東京クルド

故郷での迫害を逃れ、日本政府に難民申請を続ける2人のクルド人青年オザンとラマザン。
難民申請を続け、入管の収容を一旦解除される仮放免許可書を持つが、身分は不法滞在者だ。
いつ収容されるかわからない不安を常に感じながらも、2人は夢を抱き、将来を思い描く。
彼らの日常に密着し、置かれた理不尽で過酷な状況と、入管における想像を絶する非人道的な対応の数々を映し出す。

奇跡の子どもたち

2004年、日本で初めて“AADC欠損症”患者が見つかる。
患者は3人だけで、”希少難病”と呼ばれました。
生まれつき運動機能を司る「AADC酵素」がないため、寝たきり、自分の意志で体を動かせず、言葉を発することもできません。
希少難病であるAADC欠損症に向きあう患者と家族の日常と新たな治療に臨む姿を捉える。

こころの通訳者たち What a Wonderful World

手話を目の見えない人に伝えるための音声ガイドづくりに挑戦した人々を追ったドキュメンタリー。
日本で唯一のバリアフリーのユニバーサルシアター、シネマ・チュプキ・タバタに舞台手話通訳者から音声ガイド作りの相談が持ち込まれ企画が始まった。
見える人・見えない人、聴こえる人・聴こえない人が集まり“音声ガイド”が作られていく。

ヒロシマ ナガサキ 最後の二重被爆者

1945年8月に広島と長崎の両市で被爆した“二重被爆者”に焦点を当てたドキュメンタリー。
山口さんは当時、長崎県で造船技師として働き、出張先の広島県でも被爆した。
他7名の二重被爆者へのインタビューから、これまで明るみに出ることのなかった二重被爆の実態に迫る。

帆花

生後すぐに「脳死に近い状態」と宣告された帆花ちゃんを常に見守る生活をしている母親の理佐さん、父親の秀勝さん。
当時3歳だった帆花ちゃんが小学校に入学するまでの3年間にわたり、家族に寄り添いながらその日常を記録。
いろんな場所に出かけていき、絵本を読み聞かせ、カメラはそんなありふれた日常と帆花ちゃんが成長していく様子を映し出していく。

Challenged チャレンジド

欧米では「チャレンジド」と呼ばれる知的障がいを持つ人たちに寄り添ったドキュメンタリーをつくり続けてきた小栗謙一監督が、
世界各地、様々な分野でアグレッシブな活動を繰り広げる彼らの日常を温かいまなざしで捉えたドキュメンタリー。
また、ナチスドイツが密かに実行していた、障がいのある人々の殺戮の実態について綿密に取材し、「障がいのある者は、生きる価値がない」という誤った考え方の源流を考察する。

涙の数だけ笑おうよ 林家かん平奮闘記

脳溢血で倒れ右半身不随と言語障害を負った落語家・林家かん平。
車椅子での高座復帰、壮絶なリハビリ、そして自身の体験を元にした新作落語への挑戦を通して、満身創痍でも噺家人生を歩み続ける姿を追った奮闘記ドキュメンタリー。

ぼくが性別「ゼロ」に戻るとき 空と木の実の9年間

女性として生まれたものの、自分の性に違和感を持ち続け、13歳で性同一性障害と診断され、20歳の時に性別適合手術を受け戸籍上も男性となった小林空雅。
そんなひとりの若者が、出会いの中で変化と成長を遂げていく9年間を見つめていく。

スギメ

3万年以上前、祖先たちはどうやって台湾から琉球列島に渡ったのか。
この壮大な謎を解明するべく、使われた可能性がある数種類の舟を作り人類最古段階の航海の謎をさぐる実験がはじまった。
2度の失敗を経て黒潮を越え、台湾から与那国島にたどりつくまでの様子を捉える。

グリーフケアの時代に

理不尽なリストラにより尼崎の実家に戻ってきた39歳の近松優子は、定職に就くことなくニートのような毎日を送っていた。
ある日、能天気な父親は突然再婚すると言って、家族だんらんを夢見る20歳の早希を連れてくる。
家族団欒を夢見る早希と、自分よりずっと年下の母の登場に優子は戸惑う。
年下の母を迎えた共同生活は噛み合わず騒動が絶えなかったが、ある日悲劇が起きる……。

長崎の郵便配達

戦時中に英雄となり退官後は英国王室に仕えたピーター・タウンゼンド大佐は、作家として戦争被害にあった子どもたちへ特別な関心を抱くようになる。
その後ジャーナリストとなった彼は来日して長崎を訪れた際、16歳で郵便配達中に被爆し核廃絶を世界に訴え続ける谷口稜曄を取材し、
1984年にノンフィクション小説「THE POSTMAN OF NAGASAKI」を出版した。
映画ではタウンゼンド大佐の娘で女優のイザベル・タウンゼントが2018年に長崎を訪れ、父親の著書とボイスメモを頼りに父と谷口さんの思いを紐解いていく。

夢は牛のお医者さん

1987年、新潟の山間にある小さな小学校に3頭の子牛がやってくる。
当時、小学校3年生だった少女は牛の世話をしていく中で”牛のお医者さんになりたい”との夢を抱くようになる。
やがて少女は親しんだ牛との別れを経て、家族や周囲に支えられながらも獣医になるべく猛勉強をしペットではない「家畜」のお医者さんとなる。
結婚して母となり、かけがえのない「いのち」と向き合いながら今日も闘っている。

彼らが本気で編むときは、

小学校5年生の女の子トモは、母親のヒロミと2人暮らし。ところがある日、ヒロミが育児放棄して家を出てしまう。
そこで叔父マキオの家へと向かうトモ。優しく迎えてくれたマキオの傍らには、初めて会う女性リンコがいた。
マキオの恋人だというリンコは元男性でトランスジェンダーだった。
最初はそんなリンコに戸惑いを見せていたトモも、いつしかリンコの優しさと深い愛情にふれ信頼を寄せていく。

his

春休みに江ノ島を訪れた男子高校生・井川迅は、湘南の高校に通う日比野渚と出会う。
2人の間に芽生えた友情はやがて愛へと発展し愛し合うようになるが、迅の大学卒業の頃に別れることとなる。
出会いから13年後、ゲイであることを知られるのを恐れ、静かな田舎町でひっそりと暮らしていた迅の前に、日比野渚が6歳の娘・空を連れて現れる。
そして、渚に離婚調停中の間、居候させてほしいと頼まれ……。

片袖の魚

トランスジェンダー女性のひかりは、周囲に壁を感じながらも理解ある友や、会社の上司、同僚に支えられ、東京で一人暮らしを送っていた。
そんなある日、故郷への出張が決まり高校時代の同級生・久田に現在の自分の姿を見て欲しいと考え、勇気を出して連絡するが……。

彼女が好きなものは

高校生の安藤純は、自分がゲイであることを周囲に隠して生きている。
ある日、ひょんなことからクラスメイトの女子生徒が、男性同士の恋愛話が好きな女子であることを知る。
そんな彼女の秘密を彼が守ることで、2人の距離は思いがけず急接近。
やがて彼女は純がゲイであることを知らずに告白する。
一方、純は自分にもふつうの恋ができるのではないかと望みをかけ、彼女と付き合うことを決意する。

種まく旅人 華蓮のかがやき

山田良一は、大阪で銀行員として働きながら、結婚を考えている恋人と順調な日々を送っていた。
しかし、金沢にある彼の実家から父が倒れたという知らせがくる。
家の畑を引き継ぐか否かの選択を迫られ、悩む良一。そんな中、農林水産省の職員が農家の視察のために金沢を訪れる。

前科者

ある出来事をきっかけに罪を犯した者の更生を助ける保護司となった阿川佳代。
この仕事にやりがいを感じ、さまざまな前科者のために奔走する日々を送っていた。
そんな彼女にとっての大きな希望は、半年前から担当し順調に更生の道を歩んでいる元殺人犯の工藤。
服役後に自動車修理工場でまじめに働いていたが、ついに迎えた最後の面談の日、男は姿を消してしまう……。

余命10年

数万人に一人という不治の病を患い、余命10年を宣告された20歳の高林茉莉と、生きることに迷い自分の居場所を見失った真部和人。
茉莉は自らの余命を知り恋をしないと決めていたものの、同窓会で和人との再会をきっかけにそれまでとは違う人生を歩むことに……。

スクール・オブ・ ナーシング

夫の浮気でシングルマザーになった者、突然リストラにあった元居酒屋店員など、
性別も年齢も境遇も異なる仲間たちとともに看護師になるため病院での実習に励むあかね。
そこでは、担当患者の病状の深刻さや、その家族の事情など、学校では学べない現実と出会い、葛藤しながらも看護師としての成長を遂げていきます。

にしきたショパン

幼なじみの凜子と鍵太郎はともに達磨先生とよばれる高校音楽教師のもとでピアノを学んでいた。
努力を惜しまない凜子と才能溢れる鍵太郎は、それぞれ目標や夢を抱いていた。
しかしそんな彼らの身に、「阪神淡路大震災」そして「局所性ジストニア」という2つの大きな試練が襲いかかる。
葛藤し苦悩しながらも二人は「魂に響く音」を追い求めていく。

あまろっく

理不尽なリストラにより尼崎の実家に戻ってきた39歳の近松優子は、定職に就くことなくニートのような毎日を送っていた。
ある日、能天気な父親は突然再婚すると言って、家族だんらんを夢見る20歳の早希を連れてくる。
家族団欒を夢見る早希と、自分よりずっと年下の母の登場に優子は戸惑う。
年下の母を迎えた共同生活は噛み合わず騒動が絶えなかったが、ある日悲劇が起きる……。

ディリリとパリの時間旅行

舞台はベル・エポックの時代のパリ。
ニューカレドニアからやって来た少女ディリリがパリで出会った最初の友人オレルとともに、
パリ市民を震撼させている難事件の解決に奔走するさまを美しいヴィジュアルで描き出した冒険ミステリー。
キュリー夫人やパスツール、ピカソ、モネら時代を彩った天才たちに協力してもらいながら、エッフェル塔やオペラ座、バンドーム広場などパリの街中を駆け巡って事件解決を目指す2人だったが……。

カラミティ

12歳の少女マーサ・ジェーンは家族とともに大規模な旅団に加わり、西へ向けて旅を続けていた。
旅の途中、父親が暴れ馬で負傷し、マーサが家長として幼い兄弟を含め、家族を守らなければならない立場になってしまいます。
乗馬や馬車の経験もなく、女性としての制約に縛られることに疑問を持つマーサは自立することを決意するのだが……。

夜明けのすべて

月に一度、PMS(月経前症候群)でイライラが抑えられなくなる藤沢さんはある日、会社の同僚・山添くんのある行動がきっかけで怒りを爆発させてしまう。
転職してきたばかりなのにやる気なさそうに見えてしまう山添くんもパニック障害を抱え生きがいも気力も失っていた。
2人は理解のある職場の人たちにも支えられながら次第に友だちでも恋人でもない同志のような特別な気持ちが芽生えていく。

違国日記

人見知りで不愛想な小説家の高代槙生は姉を亡くし、葬式での親族たちの様子を見かねて、姉の娘である朝を引き取ることに。
こうしてほぼ初対面のふたりの、少しぎこちない同居生活がはじまった。
だがある日、朝は槙生が隠しごとをしていることを知り、それまでの想いがあふれ出て衝突してしまう……。

神さま待って! お花が咲くから

2019年に小児がんで亡くなった広島の少女の実話を基に映画化。
幼少期から入退院を繰り返し小児がんと戦う11歳の少女・森上翔華は主治医である脇坂の勧めで、6年生の1学期から再び学校へ通うことに。
しかし期待に胸を膨らませて登校した彼女が目にしたのは、自信を失った担任と、まとまらないクラス。
みんなを笑顔にしたいと決意した翔華の、奇跡を信じる持ち前の明るさと口癖が周囲の人々を変えていく。

あつい胸騒ぎ

港町の古い一軒家で、母・昭子と2人で暮らす千夏。
小説家を志し芸大に合格した彼女は、初恋の相手との再会し胸をときめかせていた。
そんなある日、昭子は千夏の部屋で乳がん検診の再検査の通知を見つけてしまう。
娘を心配するあまり本人以上にネガティブになってしまう昭子だったが、千夏は再検査に訪れた病院でも気が乗らない様子。
彼女はそんな自分を気遣う母と、時には葛藤しながらも、絆を深めていく。

シチリアを征服したクマ 王国の物語

遥か昔。高い山に住むクマの王レオンスはある日、狩人に息子のトニオを捕らえられてしまった。
レオンス王は人間にさらわれた我が子を取り戻すため、仲間たちと共にシチリアにトニオを探しに行くが、
彼らの行く手には残忍な大公や化け猫、人喰い鬼、幽霊、魔法使いなど、数々の難敵が待ち受けていた。

スモールフット

雪深い山奥に暮らす巨大な生物・イエティのミーゴはある日、小さな足をした伝説の生物「スモールフット」と出会う。
伝説のスモールフットとの奇跡的な出会いを吹聴するが、誰も耳を傾けてくれない。
嘘つき呼ばわりされ、村から追放されたミーゴは真実を突き止めるため、スモールフットを捜す旅に出る。
そして遂にスモールフットのパーシーと遭遇するが…。

ボス・ベイビー ファミリー・ミッション

「ボス・ベイビー」として活躍したテッド。
かつての大バトルから30年が経ち、彼は経営者になっていた。
一方、兄のティムは幼い娘ティナとタビサを抱える専業主夫。
全く異なる日々を送る兄弟だったが、ある日突然、「ボス・レディ」に任命されたティナが2人にスパイ任務の指示を伝える。
悪しき天才博士の陰謀を阻止すべく、兄弟は特別なミルクによって赤ちゃんとなり、潜入捜査に乗り出す。

ベルヴィル・ランデブー

第二次世界大戦後のフランス。おばあちゃんと幸せに暮らす内気な少年シャンピオン。
そんなある日、おばあちゃんはシャンピオンが自転車に強い興味を抱いていることを知る。
内気な少年が情熱を傾ける自転車レースのためにふたリは特訓を重ね、遂にツールドフランスに出場する。
しかし、そこで事件は起きる。マフィアに誘拐された孫を追って、愛犬ブルーノとともにシャンピオン奪還のための大冒険が始まる。

ペット2

マックスとデュークの飼い主ケイティが結婚し、新たに生まれた息子・リアムと共に幸せな日々を送っていた。
だがマックスはリアムをかわいがるあまり育児ノイローゼになってしまう。
そんなマックスを心配したケイティは家族旅行を提案するがそこで大事件が発生し……。

ミニオンズ フィーバー

1970年代。ミニオンたちはミニボスとして11歳の少年グルーを崇拝し、悪さをしていた。
そんなある時、グルーが突然どこかへ連れ去られてしまう。
グルーを救出するため鍼灸師でカンフーの達人であるマスター・チャウの教えのもとカンフーの修行に励むミニオンたちに、
やがてさまざまな試練が襲いかかる。

「はたらく細胞!!」最強の敵、再び。体の中は“腸”大騒ぎ!

そこは人間の体の中――。たくさんの細胞たちがはたらいている世界。
白血球と赤血球が、道に迷った乳酸菌を保護した一般細胞と出会い、乳酸菌を仲間のもとに送り届けるため腸へと向かうことに。
だが、そこにはかつて倒したはずの最強の敵・がん細胞との再会だった。
体内がかつてない危機に陥る中、白血球たちは大血戦に挑む。

パウ・パトロール ザ・マイティ・ムービー

リーダーのケントが子犬たちを率いるパウ・パトロールは、さまざまなトラブルを解決してきた。
アドベンチャー・シティにある日、魔法の隕石が落ちてくる。
パウ・パトロールはその隕石の影響で最強の子犬たち「マイティ・パウ・パトロール」に変身する。
しかし、宿敵の市長はマッドサイエンティストと手を組み、このマイティパワーを奪おうと悪だくみを始めて……。

長ぐつをはいたネコと9つの命

長ぐつをはいたネコとして知られる賞金首ネコのプスは9つの命を持ち、剣を片手に数々の冒険をし、恋をしてきた。
しかし9つあった命が残りひとつだと気づく。
死を恐れたプスは、お尋ね者の生活を捨て家ネコになろうとするが、敵に狙われて平穏な暮らしを壊されてしまう。
そんな時、どんな願い事も叶う「願い星」の存在を知ったプスは命のストックを求めて再び冒険へ発つが……。

かがみの孤城

学校で居場所をなくした中学生のこころは、ある日突然部屋の鏡から別世界へと吸い込まれ、見慣れない城に招かれる。
そこには、見ず知らずの中学生6人が集められており、彼らの前に「オオカミさま」と呼ばれるオオカミのお面を着けた少女が現れる。
オオカミさまに城に隠された「願いの鍵」を見つければ、どんな願いでも叶うと告げられる。
鍵を探すうち、7人には共通の秘密があることが明らかになる。

ジョゼと虎と魚たち

海洋生物学を専攻する恒夫は、メキシコに生息する幻の魚を見るという夢を追いながら、バイトに勤しむ日々を送っていた。
ある日、恒夫は坂道を転げ落ちそうになっていた車椅子の女性ジョゼを助けたことから、ジョゼの相手をするという不思議なバイトを引き受けることに。
口が悪いジョゼは恒夫に辛辣に当たるがしだいにふたりの距離は縮まっていき、ジョゼは夢見ていた外の世界へ恒夫とともに飛びだすことを決める。

フラ・フラダンス

福島県いわき市に暮らす女子高校生・夏凪日羽は、卒業後の進路に悩む。
ある日、姉が勤めていた「スパリゾートハワイアンズ」のポスターを目にして、フラガールの新人採用試験に応募する。
見事に合格した彼女は、一緒に採用された4人の女と共に、フラガールの道を歩み始める。
しかし彼女はダンス未経験なうえ、個性豊かな他の4人もそれぞれ気持ちがバラバラで、なかなか足並みが揃わなかった。
先輩フラガールたちの悩みや葛藤、ステージでの失敗を乗り越え、仲間との絆を深め、
フラを通して自分自身の輝きを見つけていく少女たちの青春を描いた、感動的な物語。

北極百貨店のコンシェルジュさん

「北極百貨店」は、お客様がすべて動物という不思議な百貨店。
新米コンシェルジュの秋乃は、お客様のどんな要望にも応えようと奮闘する。
百貨店には様々な悩みを抱えたお客様たちがやってくるが、なかでも「絶滅種」は個性派ぞろい。
先輩コンシェルジュに見守られながら、一癖も二癖もあるお客様との出会いを通して、
秋乃はコンシェルジュとして、そして人間として成長していく、優しくも温かい物語。

金の国 水の国

商業国家で水以外はなんでも手に入る裕福な「金の国」のおっとり王女サーラと、貧しいけれど水に恵まれた「水の国」の賢い建築士ナランバヤル。
国の未来のために偽りの夫婦を演じることになった二人は、自分たちでも気づかぬうちに恋に落ちてしまう。
禁断の恋の行方は?壮大なスケールで描かれる、優しく切ないファンタジーロマンス。

神在月のこども

母を亡くし、走ることが好きだった少女カンナは、走ることを避けてしまう。
ある時、マラソン大会でも思うように走れず父が慰めるが、逆にむかついてしまいその場から逃げるように近くの牛島神社に駆け込む。
その場で母の形見に触れた彼女の前に、神の使いだという白兎のシロが現れる。
そしてカノンは、韋駄天の末裔だった母に代わり、八百万の神々が集う神在月の出雲に全国の馳走を届けてほしいと頼まれる。
出雲に行けば母に会えるかもしれないという白兎の言葉を信じて、カノンは出雲を目指す。

駒田蒸留所へようこそ

先代である父が社長だった頃、駒田蒸留所は地震で施設が倒壊し、ウイスキーの原酒づくりを断念。
亡き父の跡を継ぎ、家業である「駒田蒸留所」の社長に就任した駒田琉生。
そこで琉生は大学を辞め、倒産寸前だった蒸留所を継いで再建に乗り出したのである。
経営難の蒸留所の立て直しとともに、バラバラになった家族と、災害の影響で製造できなくなった「家族の絆」とも呼べる幻のウイスキー「独楽(こま)」の復活を目指す―。

リンダはチキンがたべたい!

舞台はフランス。郊外の団地に住む8歳のリンダと母親のポレット。
ある日、母勘違いで叱られたリンダは、間違いを詫びる母にリンダは亡き父親が作ってくれた思い出のチキン料理「パプリカ・チキン」が食べたい!と懇願。
しかし街はストライキでお店はどこも休業中!
リンダとポーレットは、近所の人々を巻き込みながら、思い出のチキンを作るための小さな冒険を繰り広げます。
果たして二人は無事に美味しいチキンを一緒に食べることができるのか……。

ペルリンプスと秘密の森

深い森の奥深く、魔法の王国が存在していました。
そこには、太陽を信仰する昼の民と、月を信仰する夜の民が暮らしており、長年いがみ合っていました。
昼の民の少年ペルリンプスと夜の民の少女リーナは、それぞれの王国を救う使命を受け、禁断の森へ。
「声」を探す中で友情を育むも、危険な試練が待ち受ける。
敵対する立場を超え、二つの王国に平和をもたらすことができるのか……。