あしやのきゅうしょく
芦屋の小学校で働き始めた新人栄養士・野々村菜々は、退任する栄養士から給食の献立作りを引き継ぎ、
子どもたちにおいしい給食を提供しようと奮闘する中で、さまざまなことを学び成長していく。
そして菜々は、たとえ子どもの苦手な食材があっても、素材の味を生かし、それぞれに合ったメニューを心がけようと決意する。
やがて1年が過ぎ、菜々にとって初めての卒業式がやってくる。
戦時中に英雄となり退官後は英国王室に仕えたピーター・タウンゼンド大佐は、作家として戦争被害にあった子どもたちへ特別な関心を抱くようになる。
その後ジャーナリストとなった彼は来日して長崎を訪れた際、16歳で郵便配達中に被爆し核廃絶を世界に訴え続ける谷口稜曄を取材し、
1984年にノンフィクション小説「THE POSTMAN OF NAGASAKI」を出版した。
映画ではタウンゼンド大佐の娘で女優のイザベル・タウンゼントが2018年に長崎を訪れ、父親の著書とボイスメモを頼りに父と谷口さんの思いを紐解いていく。