この世界の片隅に
どこにでもある毎日のくらし。昭和20年、広島・呉。わたしはここで生きている。
昭和19(1944)年、広島。絵を描くことが好きな18歳のすずは、20キロ離れた町・呉に嫁ぐ。
戦争によって様々なものが欠乏する中で、彼女の日常、身近なものが次々と失われていく。
それでも、前を向いて日々の暮らしを営み続けるすずだったが……。
福島県いわき市に暮らす女子高校生・夏凪日羽は、卒業後の進路に悩む。
ある日、姉が勤めていた「スパリゾートハワイアンズ」のポスターを目にして、フラガールの新人採用試験に応募する。
見事に合格した彼女は、一緒に採用された4人の女と共に、フラガールの道を歩み始める。
しかし彼女はダンス未経験なうえ、個性豊かな他の4人もそれぞれ気持ちがバラバラで、なかなか足並みが揃わなかった。
先輩フラガールたちの悩みや葛藤、ステージでの失敗を乗り越え、仲間との絆を深め、
フラを通して自分自身の輝きを見つけていく少女たちの青春を描いた、感動的な物語。
宿海仁太(じんたん)、本間芽衣子(めんま)、安城鳴子(あなる)、松雪集(ゆきあつ)、鶴見知利子(つるこ)、久川鉄道(ぽっぽ)の小学生6人は大の仲良しで、「超平和バスターズ」と名乗り、秘密基地に集まって遊ぶ楽しい日々を過ごしていた。しかし、ある夏の日、芽衣子が事故で亡くなり、残された5人の心は離れ離れになってしまう。時は流れ、高校1年生になった仁太の前に、死んだはずの芽衣子が成長した姿で現れる。その姿は仁太にしか見えず、芽衣子は超平和バスターズのみんなに願いをかなえてほしいと言うが、その願いが何であるのか芽衣子自身も思い出すことができない。離れ離れになっていた超平和バスターズは、このことをきっかけに再び集い、芽衣子の願いをかなえようとするが……。TVシリーズで描かれなかった過去の出来事や、TVシリーズ最終話から1年後の成長した仁太らの姿も描かれる。